Step-by-Step インストール ガイドこのインストールガイドを元に、ノートPCの仮想環境上にLync Serverを構築してみました。今後しばらくは、構築中に気付いた点やハマった点を記事にしていきたいと思います。
最初に、「Lync Server 2010 ステップバイステップ ガイド Standard Edition 編」に沿って、Lync Serverのフロントエンドサーバーを展開しました。展開時に気付いた点/ハマった点は以下の通り。
- Lync Serverでは、AD DSと証明書インフラが必須となります(※)。ガイドでは手順が省略されているので、不慣れな人には下記リンク先が参考になるでしょう。
- AD DSのインストール手順(@IT)
- AD CSのインストール手順(ITインフラ備忘録)
※証明書については、自己署名証明書で無理矢理何とかする方法もあります。 - Exchange Serverの展開が必要となるのは、フロントエンドサーバー展開後、Lync ClientからExchange Serverとの連携機能を利用したり、Outlook+Lync Add-inで会議の招待メールを送るためです。
従って、Exchange Serverの展開はフロントエンドサーバーの展開後でも構いませんし、前記機能の確認が不要であれば展開しないという選択肢もありです。
なお、Exchange Serverの展開手順は下記サイトの「インストール編」を参照。 - ガイドでは触れられていませんが、Exchange Serverを展開する場合、DNSでAutodiscoverを構成しないと、Lync ClientからEWS(Exchange Web Service)への接続が失敗します。詳細は下記サイトを参照。
- Lync 2010 と Exchange の連携についての初期トラブルシュート
> Outlook は、ドメイン環境であれば SCP から CAS を検出したしますが、Lync 2010 は DNS レコードを利用して CAS を検出いたします。 - これもガイドでは触れられていませんが、手順「Lync Server Systemのインストール」前に、DNSに「dialin.contoso.com」と「meet.contoso.com」のAレコード(※)を登録してください(IPアドレスはフロントエンドサーバーのもの)。
登録しない場合、これらをURLに含むフロントエンドサーバーのWebサービスに対して、 Lync ClientやAdd-inからのアクセスが失敗します。
一応、Topology Builderでトポロジーを公開後、to-doリストで注意を喚起されますが、ガイド通りに進めていると見落としてしまうと思います。
※CNAMEレコードでもいいかと思うのですが、MS公開情報上はAレコードと指定されているので。
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