2012年6月28日木曜日

[Office 365] ドメイン名に企業の商標等が含まれていると、StartSSLの無償証明書発行が却下されます

先日の記事で紹介したStartSSLに無償の証明書の発行を申請したところ、却下されてしまいました。却下の理由は下記の通りで、ドメイン名に「office365」が含まれていたことが原因です。ドメイン名は商標等を含まないものにしておいた方が無難ですね。
simply high profile brands and names should be generally avoided, but are not possible in the Class 1 (free) level at all. We can not issue the requested certificate containing office365 (a brand name of Microsoft).

2012年6月27日水曜日

[Office 365] AD FS用証明書を無償or安価で使用する

Office 365のAD FS(Proxy)では、インターネットから利用する場合や、社内からでもOWA以外でExchange Onlineを利用する場合には、Microsoft Federation Gateway(MFG)が信頼しているルートCAが発行した証明書が必要となります。証明書が必要な理由については、下記リンク先が参考になります。
AD FS Proxyの役割 « 日々徒然 
AD FS(AD FS Proxy)で利用するSSL証明書 « 日々徒然
その証明書ですが、無償のものでは以下が使えるようです。StartComの方はMFGが信頼しているCA一覧には載っていないのですが、海外の記事で使えたという報告を見つけました。(2012/7/1追記)FreeSSLも一覧にはありませんが、私個人の検証環境で使えることを確認しました。
Comodo(90日間)
StartCom(1年間)
FreeSSL(30日間)
一方、無償のものはどうしても有効期限があるので、期限がなくできるだけ安価なものを探したところ、Comodo Positive SSLにたどり着きました。Namecheap.comで9ドル/1年で購入可能な上、MFGが信頼しているCA一覧に載っているため、安心して使えそうです。購入の流れは下記リンク先が参考になります。
720円で SSL を導入する方法 | TipsZone
私は当面無償のもので評価しつつ、有効期限が切れたら有償のものにトライしてみたいと思います。

2012年6月5日火曜日

[Windows 8 CP] ワイヤレスネットワークのプロファイルを編集するには

遅まきながら、Windows 8 Consumer Preview版をPCに入れてみました。自宅の無線LANに繋ごうとプロファイルを作成したのですが接続に失敗し、プロファイルを編集しようとしても、編集画面にたどり着けない事態に遭遇。
色々調べたところ、最終的にはTechNet Forumの投稿を参考にして解決することができました。「ファイル名を指定して実行」から以下のコマンドを実行してオープンした画面から、ワイヤレスネットワークのプロファイルを編集することができます。
explorer.exe shell:::{1fa9085f-25a2-489b-85d4-86326eedcd87}

2012年3月22日木曜日

[Lync] ADでアカウントが無効化されてもLyncクライアントを使用できてしまうケースについて

海外のブログで興味深い記事を見つけたので紹介します。内容は、ADでアカウントを無効化してもLyncクライアントが使用できてしまう仕様の解説と、その対応方法です。
Disabling a User in AD Does Not Disable the User In Lync
記事の要約は以下の通りです。

  • Lync ServerがLyncクライアントを認証する方法には、以下の3つがある。
    • Kerberos
    • NTLM
    • クライアント証明書

  • クライアント証明書は、KerberosやNTLMで認証が成功すると生成されて(有効期間:180日)サーバー側DBとクライアント側証明書ストアに格納され、以降の認証の高速化や可用性向上に寄与する。

  • ADでアカウントを無効化した場合、KerberosとNTLMによる認証はできなくなるが、クライアント証明書は無効化されない。従って、ADでアカウントが無効化されたユーザーであっても、クライアント証明書を使った認証によってLyncクライアントでサインインし、他のユーザーとコミュニケーションすることができてしまう。

  • これを防止するには、ADでアカウントを無効化するだけでなく、Lync Serverでも「Disable-CsUser」コマンドレットを実行し、クライアント証明書の失効とユーザーの無効化を行う必要がある。

なお、元の記事のコメントには、無効化には「Set-CsUser -Enabled $false」の方が属性が削除されず適しているのではないか、というコメントがあります。ただ、以前記事にした通り、「Set-CsUser -Enabled $false」はクライアント証明書を失効させませんので、元の記事にある通り「Disable-CsUser」を実行する必要があります。

[Lync] サービスの識別子を確認するには

Lyncのコマンドレットでは、Identityパラメーターでサービスの識別子を指定することで、プールやサイトよりもさらに限定された範囲で構成を適用することができます。例えば、「New-CsMediaConfiguration」コマンドレットは、Identityパラメーターにサイトの他、音声ビデオ会議、メディエーション、アプリケーションのいずれかのサービスを指定可能です。

Identityパラメーターで指定するサービスの識別子は、「Get-CsService」コマンドレットの実行結果から確認できます。実行例は下記の通り。
> Get-CsService | select Identity

Identity
--------
UserServer:rtc01.contoso.com
Registrar:rtc01.contoso.com
UserDatabase:rtc01.contoso.com
FileStore:rtc01.contoso.com
WebServer:rtc01.contoso.com
ConferencingServer:rtc01.contoso.com ←音声ビデオ会議サービスの識別子
ApplicationServer:rtc01.contoso.com ←アプリケーションサービスの識別子
ApplicationDatabase:rtc01.contoso.com
CentralManagement:rtc01.contoso.com
CentralManagementDatabase:rtc01.contoso.com
FileStore:ARC01.contoso.com
ArchivingServer:ARC01.contoso.com
ArchivingDatabase:ARC01.contoso.com
MonitoringServer:ARC01.contoso.com
MonitoringDatabase:ARC01.contoso.com
EdgeServer:EDGE01.contoso.com
ManagementServer:EDGE01.contoso.com
PstnGateway:GW01.contoso.com
MediationServer:rtc01.contoso.com ←メディエーションサービスの識別子

2012年2月15日水曜日

[Lync] Set-CsUser -Enabled $falseとDisable-CsUserの違い

ユーザーのLyncクライアント利用を停止させたい場合、掲題のコマンドレットのいずれかを実行しますが、これらは下記の通り実行結果が異なります。ユーザーへのSIPアドレスや電話番号の割り当てを維持したい場合はSet-CsUser -Enabled $false、それらをリリースして他のユーザーに割り当てたい場合はDisable-CsUserが適しています。

  • Set-CsUser -Enabled $false
    • Lyncに関するユーザーのAD属性の内、msRTCSIP-UserEnabledをFalseに設定します。その他の属性はそのままです。
    • クライアント証明書を失効させません。

  • Disable-CsUser
    • Lyncに関するユーザーのAD属性(msRTCSIP-*)を全てクリアします。
    • クライアント証明書を失効させます。