AsteriskNOWとX-Liteを使うことで、Lync Server 2010 / 2013のラボ環境で、PBXを利用した機能検証・テストを手軽に行うことができるようになります。導入・設定までの詳細な手順は、以下の記事が参考になります。
Series: Exchange 2013 and Lync 2013 Integration with AsteriskNOW PBX Pt. 1
Series: Exchange 2013 and Lync 2013 Integration with AsteriskNOW PBX Pt. 2
Series: Exchange 2013 and Lync 2013 Integration with AsteriskNOW PBX Pt. 3
以下、記事に沿ってHyper-V上のラボ環境に導入・設定してみて気づいた注意点です。
- 記事ではメモリ1GBとありますが、512MBでも設定後の状態で約半分空きがあるので、軽めの利用であればそれで十分そうです。
- ベースがCentOSであるため、Hyper-Vの統合サービスを簡単に導入できます。それにより、レガシーでないネットワークアダプターも利用できるようになります。
- インストール時には、ネットワークアダプターがないとインストールが中断されてしまうため、最低1つのレガシーネットワークアダプターが必要です。Hyper-Vの統合サービスを導入してレガシーでないネットワークアダプターを追加した後は、レガシーネットワークアダプターは削除しても問題ありません。
- レガシーネットワークアダプターはインストール時にeth0として認識され、削除された後もeth0が他のネットワークアダプターに割り当てられることはありません。私はそれが気になったので、以下のファイルでMACアドレスが指定されている個所を編集し、eth0の割り当てを変えました。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 - 私の場合、記事通りの設定ではSIPがTCPでListenしませんでした。記事のコメント欄でも報告されていますが、/etc/asterisk/sip_custom.confにtcpenabled=yesを追加してサービスを再起動したところ、TCPでListenされるようになりました。
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